虫歯になっている部分の上に詰め物をするのですか?
軽度の虫歯の場合は、虫歯になっている部分を削ってから詰め物をするのですが、詰め物をする前に虫歯になっている部分を削る必要があるのでしょうか?詰め物の下に虫歯が広がり続けるのでしょうか?
軽度の虫歯の場合は、虫歯になっている部分を削ってから詰め物をするのですが、詰め物をする前に虫歯になっている部分を削る必要があるのでしょうか?詰め物の下に虫歯が広がり続けるのでしょうか?
意外と、必ずしも必要ではないかもしれません
しかし、一つはっきりさせておきたいのは、虫歯の話をするならば、歯は単に虫歯になっているのではなく、細菌に感染しているということです
虫歯は、歯の表面に付着した歯垢と呼ばれる細菌群の中で、特定の細菌が産生する酸によって、歯のミネラルが不可逆的に可溶化されることに起因します。 虫歯と歯周病の微生物学 (「医用微生物学」の章)
歯の詰め物の前に感染のすべてを取り除かないとどうなるかについては、複数の研究があります。例えば、 The monitoring of deep caries lesions after incomplete dentine caries removal: results after 14-18 month
Interference in environmental conditions by partial dentine caries removal and tooth sealing arrests lesion progression, suggesting that complete dentine caries removal is not essential to control caries progression.
これは、歯を封鎖するとすぐに感染が深部に広がらないことを示唆しています。あるメタ研究では、次のような結論に達しています:
レビューされた研究に基づいて、不完全なう蝕除去は、特に歯髄に近いところでは、完全な掘削に比べて有利であるように思われます。しかし、エビデンスレベルは研究内でのバイアスのリスクが高いため、現在のところ決定的な結論を出すには不十分です。特に、それほど深くない感染症の場合は、全摘出した方が簡単で、フォローアップの必要性が少ないかもしれません。